戒め1
私は週に3回くらい、足の薬指を机の足にぶつける。
嘘ではない。毎回悶絶している。
今回はそんな私が一人暮らし生活2ヶ月間の中でやらかしたことを戒めとして綴る。
歯を喰いしばれ。戒めだぞ(嘘です面白おかしく見てください)
戒め1 不動産会社やライフライン関係の会社から頂いた書類はよく見ろ
これは一人暮らし生活29日目くらいのことである。
この頃になると、そろそろ光熱費が気になってくる頃だ。
私は契約時の説明で不動産会社の人から、「でんきの契約は電力会社から電話が来るので待っていてくださいね」と言われ、その言葉通り待っていた。
しかし電話が来ない。もう少しで1ヶ月が経つというのに、こない。
これはおかしいのではと思い、不動産会社から貰った書類を全て見返した。
すると、ライフライン関係の書類に、「このサイトから契約してください」と書いてあった。
この時、"サイトで契約してから"電話が来るのを待ってくださいということに気づき、冷や汗をかきながら大急ぎで契約した。
そしたらその翌日に電話が来た。無事に契約できたが肝は冷えた。怖かった。
戒め2 汁があるものはちゃんと密閉容器に入れろ。そして弁当箱を横に倒すな。
何当然のことを言っているんだ、だ?
私にとっては大事な戒めなんだ。まあ見てくれ。
まず、私は学生である。
そして節約のために、学校がある日は自分でお弁当を作って持っていく。
弁当はこんな感じだ。
ちなみにトマトにぶっ刺さっているピンは100均で買えるぞ。可愛いだろ。
げふん。
弁当の詳細は置いといて、やらかした話に戻ろう。
私は学校が始まって2日目に、異様に草が食べたくなったのだ。なあに、ただの葉野菜だ。
出来るだけたくさん食べたかったのだ。朝ごはんに食べるだけじゃ物足りなかったのだ。
そう思い立ったのでその日はありったけのレタスにトマト、豆腐でサラダを作り、蓋を上にあげればパカって開くタイプの弁当箱に詰め、さいごに醤油と胡麻油で生成したドレッシングを満遍なくかけて蓋をした。
学校に持っていって、お昼に食べたところまでは特に問題はなかった。食べ終わった弁当箱を横にしてランチバックに入れた後からのことだ。
いつものように家に帰り、リュックを開ける。
すると、醤油と胡麻油の芳しい匂いが鼻を覆う。
ランチバックを取り出しても尚、リュックから醤油のかほりがする。
まさかと思い、リュックに入れていたクリアファイルと英単語帳を取り出す。
すると英単語の表紙が茶色く染まり、クリアファイルは濡れて中の書類の端っこも若干色が変わっている。
漏らした。サラダにかけていたドレッシングを漏らしたのだ。
カバン中しっかりと大豆と胡麻の香りがするのだ。
私は大急ぎでリュックの中を拭き、ファブリーズをかけ、書類を乾かした。
当時の写真は残念ながらない。
そしてこの日から今日まで、毎日リュックとランチバックにファブリーズを吹きかけている。だが、まだ微かにあのかほりが残っている。
匂いよ消えてくれ。そして私よ、二度と弁当箱を横に倒してランチバックに入れるな。
いいな。
とりあえず、こんな感じで私はいろいろとやらかしている。
最後に渾身の芸術作品を投下してこの記事を締めよう。
「いのちの躍動あるいは絶望」
鳩氏 2021年4月 水彩(生卵)/食卓